📕認知症世界の歩き方

介護

こんにちは、自然愛好家けこちゃんです!

私が30年前に、「地球の歩き方」の本が発行されていました。
世界の国を紹介した観光をするための旅行本です。
多くの若者がこの本を読み旅行に出発して行きました。私も例外なく、多くの中の一人でした。

話しは、戻ります。「認知症世界の歩き方」出版社:ライツ社、題名になぜか心が響きました。
現代日本は、世界でも高年齢者が多い国です。自分だけは、大丈夫と思っていても、気づかないうちに年齢は確実に取っていきます。実際に認知症の方がどのような実体験をしているのかが知ることができます。

風邪は、人生のうち一度はかかったことがあり、どのような状態になるか?
自分で体験できますが、認知症はどうゆう状態になるのか?体験したことがありません。

私は、以前の職業で認知症の方と電話や窓口で話すことがありましたが、深く長い時間接していないためよく理解していませんでした。この本を書店で見て、すぐに購入しました。

イラストと読みやすい文章で教えていただいています。

  1. 体験や行為を記憶(記銘・保持・想記)できない
  2. 知識・情報を記憶(記銘・保持・想記)できない
  3. 自分の思い(考え・意図)とは異なる行動をしてしまう
  4. 見聞きしたこと、考えたことが瞬時に記憶から消え去る
  5. 目に見えないものを頭の中で想像できない
  6. 完了済みの経験や事象を現在進行中のものだと思い違える
  7. 見聞きした話、情報を否定的に解釈してしまう
  8. 誤りや事実でないことを正しいこと、事実と思い込んでしまう
  9. うつ、不安状態、怒りっぽくなる
  10. 抽象的言語、概念、記号の表す意味を起想できない
  11. 固有名詞からその内容やイメージを想起できない
  12. 使い慣れた日常単語、漢字、記号を想起できない
  13. 文法、複数の単語の組み合わせを理解できない
  14. 自分の考え(意志、思い)を言語化できない
  15. 人の顔を正しく認識できない
  16. 形や大きさを正しく認識できない
  17. 細かい色の差異を識別できない
  18. 体性感覚が鈍感になる
  19. 味覚や嗅感が鈍感になる、感じなくなる
  20. 体温や汗の調整ができなくなる
  21. あるはずのないものが見える、違うものに見える
  22. 静止しているものが動いて見える
  23. 聞こえるはずのない音が聞こえる
  24. におうはずのない匂いがする
  25. 時間経過の感覚が乱れる、失われる
  26. 24時間の時間感覚が失われる
  27. 眠りにつけない、深く長く眠れない
  28. 日、曜日、月の感覚が失われる
  29. 対象物との距離を生活に把握できない
  30. モノや空間の奥行きの存在を認識できない
  31. 自分の身体の位置や動きを適切に認識できない、動かせない
  32. 左右や東西南北など、方向感覚が失われる
  33. 平面(二次元)の情報から、空間(三次元)をイメージできない
  34. 視界の範囲が限定される、狭くなる
  35. 空間全体や位置の把握に必要なランドマークを記憶(記銘、保持、想起)できない
  36. 聞くべき音、見るべきモノに集中できない
  37. 複数のことを同時に実行できない
  38. 身体が短時間で疲れやすい
  39. 視覚、聴覚、嗅覚が敏感になる
  40. 特定のモノ、コトに目、耳、思考が固執し、他に注意を向けられない
  41. 簡単な数の計算ができない
  42. 小さな環境変化に柔軟に対応できない
  43. 慣れ親しんだ手続き、習慣を想起、実行できない
  44. 複数のモノ、コトから正解や最適解を洗濯、判断できない
  45. 転職のヒント
  46. 認知症になっても大丈夫

体験や行為を記憶(記銘・保持・想記)できない

<心身機能障害01>
体験や行為を記憶(記銘・保持・想記)できない
・火をつけたことを忘れてしまう
・洗濯、料理していることを忘れる
・お金を引き出したことを忘れる
・自分が注文したことを覚えていない
・何度も同じ話をする
・完了した仕事がどれかわからない

知識・情報を記憶(記銘・保持・想記)できない

<心身機能障害02>
知識・情報を記憶(記銘・保持・想記)できない
・食事のメニューが思い浮かばない
・薬を飲み忘れる
・降車駅や目的地を忘れる、間違える
・商品情報が覚えられない

自分の思い(考え・意図)とは異なる行動をしてしまう

<心身機能障害03>
自分の思い(考え・意図)とは異なる行動をしてしまう
・意図せず他人の皿の料理を食べてしまう
・バスの降車ボタンが押せなり

見聞きしたこと、考えたことが瞬時に記憶から消え去る

<心身機能障害04>
見聞きしたこと、考えたことが瞬時に記憶から消え去る
・会計の金額を覚えていられない
・聞いたことをあっという間に忘れる
・テレビで見た内容が頭にはいってない、残らない
・データ入力が難しい

目に見えないものを頭の中で想像できない

<心身機能障害05>
目に見えないものを頭の中で想像できない
・服をしまった場所がわからない
・冷蔵庫に何が入っているのかわからない
・食器を洗って、適切な場所にしまうのが難しい
・トイレのドアがどれかわからない
・通帳、印鑑など、貴重品をしまった場所を忘れる
・自分が買い物したことを忘れ、何度もかってしまう

完了済みの経験や事象を現在進行中のものだと思い違える

<心身機能障害06>
完了済みの経験や事象を現在進行中のものだと思い違える
・無関係な話を長時間、何度もしてしまう
・退職した会社に行こうとするなど、目的なく歩き回ってしまう

見聞きした話、情報を否定的に解釈してしまう

<心身機能障害07>
見聞きした話、情報を否定的に解釈してしまう
・仲間はずれにされたと思う、疎外感を感じる

誤りや事実でないことを正しいこと、事実と思い込んでしまう

<心身機能障害08>
誤りや事実でないことを正しいこと、事実と思い込んでしまう
・お金を盗まれたと思い込む
・異なる場所を自宅と思い込む
・家族や友人をまったく別人と思い込む
・不要な事を必要だと思い、散財してしまう

うつ、不安状態、怒りっぽくなる

<心身機能障害09>
うつ、不安状態、怒りっぽくなる
・だれかが自分に対して危害を食われてると思い込む

抽象的言語、概念、記号の表す意味を起想できない


<心身機能障害10>
抽象的言語、概念、記号の表す意味を起想できない
・アナログ時計が読めない
・下着とラベルをつけた収納からパンツをだせない
・ATMの操作方法がわからない
・目当てのものがみつけられない
・どのエレベーターに乗ればいいのかわからない
・メールアドレス、グループを探せない
・漢字をひとまとまりの文字として読めない
・目的のファイルを探し出せない

固有名詞からその内容やイメージを想起できない

<心身機能障害11>
固有名詞からその内容やイメージを想起できない
・地名と過去の記憶が紐付かない
・人の名前が覚えられない、思い出せない、取り違える

使い慣れた日常単語、漢字、記号を想起できない

<心身機能障害12>
使い慣れた日常単語、漢字、記号を想起できない
・言葉がでずらく、会話が滞る
・使い慣れた、見慣れた漢字が書けない

文法、複数の単語の組み合わせを理解できない

<心身機能障害13>
文法、複数の単語の組み合わせを理解できない
・会話の内容が理解できない
・仕事、公的手続きなどの説明を聞いても理解できない
・新聞の内容が理解できない

自分の考え(意志、思い)を言語化できない

<心身機能障害14>
自分の考え(意志、思い)を言語化できない
・文章を組み立てるのが難しい
・準備をしても、話す内容を忘れ、頭が真っ白になる

人の顔を正しく認識できない

<心身機能障害15>
人の顔を正しく認識できない
・通行人が知り合いに見える
・家族や親しい友人の顔がわからない
・ドラマの登場人物の顔がわからない
・お客さんの顔がわからない

形や大きさを正しく認識できない

<心身機能障害16>
形や大きさを正しく認識できない
・大きさの違いで硬貨を見分けることが難しい
・ちょっとした段差や隙間で、電車やバスに乗れない
・床の模様が凸凹して見える

細かい色の差異を識別できない

<心身機能障害17>
細かい色の差異を識別できない
・床と壁と扉の区別がつかない
・ドアがスムーズに開けられない
・色の違いで硬貨を見分けることが難しい
・便座の場所がわかりにくい

体性感覚が鈍感になる

<心身機能障害18>
体性感覚が鈍感になる
・お風呂の温度がわからない。お湯がヌルヌルに感じる
・水分補給をするタイミングがわからない
・トイレが間に合わない

味覚や嗅感が鈍感になる、感じなくなる

<心身機能障害19>
味覚や嗅感が鈍感になる、感じなくなる
・味付けがわからず、薄みになる
・食べ物の匂いがしない

体温や汗の調整ができなくなる

<心身機能障害20>
体温や汗の調整ができなくなる
・冷暖房がききすぎているように漢字、具合が悪くなる

あるはずのないものが見える、違うものに見える

<心身機能障害21>
あるはずのないものが見える、違うものに見える
・寝室にいないはずの男の人を見る
・運転中にいないはずの虫を見る

静止しているものが動いて見える

<心身機能障害22>
静止しているものが動いて見える
・醤油が動いて見える
・注射した車が動いたように見える

聞こえるはずのない音が聞こえる

<心身機能障害23>
聞こえるはずのない音が聞こえる
・いないはずの人の声、気配を感じる

におうはずのない匂いがする

<心身機能障害24>
におうはずのない匂いがする
・実際にはしない、魚の腐った匂いがする

時間経過の感覚が乱れる、失われる

<心身機能障害25>
時間経過の感覚が乱れる、失われる
・調理時間がわからない
・電車にどのくらい乗っているのかわからなくなる
・久しぶりという感覚がない

24時間の時間感覚が失われる

<心身機能障害26>
24時間の時間感覚が失われる
・食事のタイミングがわからない

眠りにつけない、深く長く眠れない

<心身機能障害27>
眠りにつけない、深く長く眠れない
・夜眠れなくなる

日、曜日、月の感覚が失われる

<心身機能障害28>
日、曜日、月の感覚が失われる
・ゴミの回収日がわからない
・仕事、通院、デイサービスなどの定期的なスケジュールがわからなくなる

対象物との距離を生活に把握できない

<心身機能障害29>
対象物との距離を生活に把握できない
・茶碗やコップがうまく持てない
・洗濯物を干すのが難しい
・買い物カートをうまく押せない
・前の車と接近、衝突してしまう
・歯磨き粉を歯ブラシの上に絞れない

モノや空間の奥行きの存在を認識できない

<心身機能障害30>
モノや空間の奥行きの存在を認識できない
・鍵の開け閉めが難しい
・財布からお金がだせない、しまえない
・かばんや袋からものをだせない、しまえない
・階段を降りるのが怖い
・車の駐車が難しい

自分の身体の位置や動きを適切に認識できない、動かせない

<心身機能障害31>
自分の身体の位置や動きを適切に認識できない、動かせない
・靴や靴下、スリッパを履くのが難しい
・服を着るのが難しい
・メイクをする、髭を剃る、アクセサリーをつけるのが難しい
・ふたや袋が開けられない
・歯を上手に磨けない、磨き残しが多い
・お湯と水の出し方がわからない
・自転車のブレーキがうまく握れない
・運動中、自分の身体を思い通りに動かせない
・はさみを使うのが難しい
・文字を正しくきれいに書けない

左右や東西南北など、方向感覚が失われる

<心身機能障害32>
左右や東西南北など、方向感覚が失われる
・出入り口がわからなくなる
・道順を説明されても理解できない
・本、新聞など、改行がある分を読むのが難しい

平面(二次元)の情報から、空間(三次元)をイメージできない

<心身機能障害33>
平面(二次元)の情報から、空間(三次元)をイメージできない

視界の範囲が限定される、狭くなる

<心身機能障害34>
視界の範囲が限定される、狭くなる
・目の前のグラスや調味料を倒してしまう
・隣を歩く人が見えなくなる
・案内サインがみつけられない

空間全体や位置の把握に必要なランドマークを記憶(記銘、保持、想起)できない

<心身機能障害35>
空間全体や位置の把握に必要なランドマークを記憶(記銘、保持、想起)できない
・もと居た場所、来た場所に戻れない
・自分の部屋や席がわからない

聞くべき音、見るべきモノに集中できない

<心身機能障害36>
聞くべき音、見るべきモノに集中できない
・駅のアナウンスが聞こえない
・予約の日付を間違える
・運転中に信号、標記などに気がつかない
・周囲の音が気になり、話しが聞けない
・書類を作っていても、ほかのことが気になり水してしまう

複数のことを同時に実行できない

<心身機能障害37>
複数のことを同時に実行できない
・レジで複数のことをいわれると混乱する
・出先で忘れモノをする、家の中でものがなくなる
・傘をさしたまま移動するのが難し
・横断歩道をわたるのが難しい、青信号のうちに渡りきれない
・周囲に注意を払って歩くのが難しい
・歌のリズムがとれない、伴奏に合わせられない
・複数人の会話についていけない
・話を聞きながらメモするのが難しい
・スマホをゴミ箱に捨ててしまう
・アクセルとブレーキを踏み間違える

身体が短時間で疲れやすい

<心身機能障害38>
身体が短時間で疲れやすい
・ちょっとした作業で頭がいっぱいになる
・少し本を読んだだけで疲れてしまう

視覚、聴覚、嗅覚が敏感になる

<心身機能障害39>
視覚、聴覚、嗅覚が敏感になる
・明るい照明が目にささるように感じる
・館内放送が耳障りで疲れてしまう
・電車内の人の匂いに敏感になる

特定のモノ、コトに目、耳、思考が固執し、他に注意を向けられない

<心身機能障害40>
特定のモノ、コトに目、耳、思考が固執し、他に注意を向けられない
・特定の音が耳から離れない
・口元の具ゴキをみてしまい、話が聞けない

簡単な数の計算ができない

<心身機能障害41>
簡単な数の計算ができない
・適切な分量を量れない
・支払う金額の計算ができない
・薬の量を数え間違える
・注文する弁当の数を間違える

小さな環境変化に柔軟に対応できない

<心身機能障害42>
小さな環境変化に柔軟に対応できない
・目印がなくなる、変わると途端に道に迷ってしまう
・家電や文具など、新しいものの使い方がわからない

慣れ親しんだ手続き、習慣を想起、実行できない

<心身機能障害43>
慣れ親しんだ手続き、習慣を想起、実行できない
・着替えの手順を間違える
・味噌汁を作る工程がわからなくなる
・包丁の使い方、食材の切り方がわからない
・洗濯機、テレビ、炊飯器、レンジなどの家電の操作が難しい
・冠婚葬祭の場で適切な行動ができない
・ブログやSNSの投稿手順がわからなくなる
・仕事、公的手続きの手順がわからなくなった

複数のモノ、コトから正解や最適解を洗濯、判断できない

<心身機能障害44>
複数のモノ、コトから正解や最適解を洗濯、判断できない
・気候や場に応じた服や持ち物を選ぶのが難しい
・靴を間違える
・整理整頓、片付けができない
・ICカードのチャージ方法や切符の購入方法がわからない
・スーパーの陳列棚で買うモノを取り間違える
・会計をせずに帰ってします

転職のヒント

あなたは転職コンサルタントです。
あう職務経歴書をあいてにあわせてかきたいから手伝って
あいての職場HP
自分の考え

認知症になっても大丈夫

1−1認知症を当事者の視点で正しく理解する
1−2今の自分の真摯の状態を知る
1−3認知症の症状は一人ひとりちがうことを知る。
1−4専門職に相談する
1−5だれかに打ち明ける

2−1頼れる仲間をつくる
2−2当事者とつながる
    誤作動する脳 樋口直美
    認知症の私から見える社会 丹野智文

3−1できる、できないを知る伝える
3−2家の中と外に自分の居場所をつくる
3−3五感にやさしい生活空間をつくる
3−4混乱を生むモノ・コトを生活空間から取り除く
3−5サインや目印を工夫する
3−6スマートフォンを使って生活を楽にする
3−7旅の資金計画を練る
3−8毎日の生活リズムを整える・守る

4−1今の自分ができることを前向きに楽しむ
4−2生きがいや役割をみつけて調整してみる

5−1無理しない、がんばらない
5−2しんどい気持ちを閉じ込めない
5−3ちょっとだけ特別なことをしてみる
5−4社会的所外に長面したときはだれかに話してみる
5−5感謝の気持ちを言葉にする

6−1自分の経験と思いを発信する
6−2社会を変える活動に参加する